読書日記2「超具体化」コミュニケーション実践講座」〜人を動かすコミュニケーションとは〜
本日は以下の本をご紹介したいと思います。
- 作者: 小宮一慶
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2009/02/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「ビジネスマンのため〜」シリーズでもお馴染みの小宮先生が書いたコミュニケーションについての本です。小宮先生の本は「わかりやすく」「ためになる」うえに、実践的で具体的なものが多いですが、本書もご多分に漏れず非常に勉強になりました。今まで1000回以上の講演を行ってきた小宮先生だからこそ発見できたコミュニケーションの極意がたくさん書かれています。これまでに小宮先生が出版してきた「発見力養成講座」「数字力養成講座」「読書力養成講座」と重複する箇所もいくつかありますが、今回はテーマの軸を「コミュニケーション」「実践」にしているだけあって、これまで出版した本を「コミュニケーション」という媒介を通して新たに紹介している感じで、よい復習にもなりました。
以下、メモ書きです。
- ある一定の年齢になり、とくに難しいことを判断する経営にかかわるようになると、論理的に深いことを考えられるかどうかが成否を大きく左右します。
- 経営には三つの要素があると思っています。その1つが「人を動かす」ということです。(他の二つは、「企業を方向付ける」「資源を最適配分する」です。)
- 人は理屈では動きません。いやな人に言われたことはやりたくないのです。
- とりあえず電話をして、「詳細は後ほどメールします」といえば、それだけで相手も「では、そのメールを読もう」という気持ちになります。話を聞いてもらう心理的な準備が整うわけです。
- 私はよく「理解は偶然、誤解は当然」という話をします。人間は他人の言っていることを100%理解することはまずありません。誤解して当然、理解してもらえたらラッキーと思わないといけないのです。
- 話を聞いてもらいたいなら、まずは相手の話をきちんと聞く。
- 人に伝える前に、まずは自分の中で明確なイメージを持つことが大切です。
- 1具体的にイメージする。2それを文章に書く。3文章を読み直して書き直す。この3つのステップを習慣にすれば、具体化力が身につきます。
- 「本当?」「なぜ?」「それから?」「どれくらい?」
- 自分がパンフレットを開いて、山田部長に話をしているイメージで部下に話すと、部下も説明する手順で自分をイメージできます。
- ノルマがあって大変なのであれば、交渉すべき相手はお客様ではなく、自分の上司です。「ノルマだから」は「期末だから」と同様、私にとって「バリュー」のない話です。
- チームにとってのバリューが個人のバリューでもあるという考え方を伝え、評価することが大切です。
- 意外性のある話をするためには、日頃から発想の幅を広げるようにしておくといい。