2010-01-01から1年間の記事一覧

【経済学】マンキュー経済学13章 生産費用について②

費用の章についてのミクロ経済学読み比べです。Mankiwを初めとする経済学の入門書では、収穫逓減を仮定した上で費用関数への説明へと入りますが、Varianや西村といったミクロ経済学専門の教科書では、まず生産関数の単独の章を設け、生産関数をしっかりと説…

【経済学】マンキュー経済学13章 生産費用について①

ミクロ経済学は大きく二つに分けると、「消費の理論」と「生産の理論」に分けられます。これら二つは考え方を含め、互いに表裏いったいとなっています。消費の理論では消費者の行動を分析し、消費者の意思決定行動が需要曲線によって表されることになります…

【経済学】マンキュー経済学12章 税の制度設計について

マンキュー経済学12章「税の制度設計」についてのミクロ経済学読み比べです。今回のテーマは「税金」ですが、包括的な経済学の入門書であるマンキュー、クルーグマン、スティグリッツでは単独で「税金」もしくはそれに準ずる章が存在する一方で、いわゆるミ…

【経済学】マンキュー経済学11章 公共財及び共有資源について

マンキュー経済学第11章では、公共財と共有資源について書かれています。これまでマンキュー経済学で紹介されてきた内容は、主に市場で取引される財についてでした。他方で、必ずしも市場で取引されない財もあります。 例えば、国・地方自治体が提供している…

【経済学】マンキュー経済学第10章「外部性」について

マンキュー経済学10章のテーマである外部性についてです。マンキュー以外のミクロ経済学のメジャーどころの教科書を読み比べました。ざっとまとめましたので、ご参考にしていただければと思います。難易度順に並べています。①Stiglitz,Walsh(2005)「Economic…

【経済学】マンキュー経済学勉強会その後

1年ほど前にマンキュー経済学を読む勉強会を立ち上げたことを書きましたが、その勉強会が本日で無事1周年を迎えました。これまで学んできたことを今後は本ブログでも共有して行きたいと考えております。 引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。