【セミナー6】読書の秋!達人読書術&大読書会
先日、読書の秋!達人読書術&大読書会に参加しましたので、内容を軽くレビュー致します。
セミナーは以下の3つの部に分かれていました。
- 「いつも目標達成している人の読書術」講師 丸山純孝さん
- パネルディスカッション「実録!私はこうしてビジネス書を使い倒している」
- パネラー:鹿田尚樹さん(読むが価値)、聖幸さん(俺と100冊の成功本)、丸山純孝さん(エンジニアがビジネス書を斬る!)
- ファシリテーター:藤井孝一(ビジネス選書&サマリー)
- 「読書会」ガイダンス&体験
本日は丸山純孝さんの「いつも目標達成している人の読書術」の講演をレビューします。丸山さんは、amazonランキング1位を獲得した「いつも目標達成している人の読書術」の著書としても有名です。
- 作者: 丸山純孝
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2008/09/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
今回の講演で丸山さんは、「そもそも読書とは何か」というお題から始まって、「読書をどのように役立てるか」ということについてお話されていました。読書会のセミナーにうってつけの講演であり、また途中ワークも組み込まれていて、非常に興味深い内容でした。
では、そもそもいったい読書とは何でしょうか。私にとって読書は非常に身近なものですでに生活の一部になっていたので、それほど深くは考えたことはありませんでした。そんな中、1分間で「何のために本を読むのか」というお題でワークが出されました。1分間で考えた私の答えは以下の通りです。
- 知識の吸収
- 新しいことを創造するため
- 生産者になるため
- 知を活かすため
- 知を残すため(output)
- 情報を共有するため
- 自分の考えを確立するため
- 歴史に学ぶため
- 業務上必要になるため
- 世の中のことを知るため
- 世の流れを把握するため
けっこうきつかったです。全部で11個でしたが、一部重複している内容もあるため、私が1分間で思いついた読書の目的は8〜10個ぐらいということでしょうか。
講師である丸山さんが考える読書の目的についてですが、丸山さん曰く、読書には「オモテの目的とウラの目的」があるとのことです。オモテの目的は、読む対象の本に対して我々が持つ目的となります。例えば、料理本を読む際には「料理を学びたい」ということが目的となります。
他方、ウラの目的とは「やりたいことの裏に本当は何があるのか?」ということです。料理本を例にとるならば、料理本を読むオモテの目的は「料理を学ぶため」となりますが、ウラの目的は「恋人に料理を作るため」であったり、「栄養管理をするため」かもしれまん。さらに「恋人に料理を作るため」の背後には「恋人に喜んでもらいたいため」といった真の目的がある可能性もあります。
読書において重要なことは、「なぜ本を読むか」というオモテの目的の背後に存在するウラの目的を認識することにあると丸山さんはおっしゃっていました。そうすれば、本を読む際に「全部読む必要があるのか、それとも一部だけでよいのか」や「自分の目的に合わせて本の読む方を変える」などが自然と出来るようになるはずです。私でいえば、上記で書いたことを常に念頭において読むことが大切になってきます。
次に「そもそも読書とは何か?」についてです。丸山さんは「共通言語を作ること」だとおっしゃっていました。なるほど、私は経済本やビジネス書を読むことが多いのですが、大学院時代の同期の友人やビジネス書を常時読んでいる人と話すときは、「話が早い(すぐにコミュニケーションをすることが出来る)」と感じるときがあります。これはまさに読書を通して共通言語を互いに有しているからだと思います。他方、共通言語がない人と経済の話をするときは、話がかみ合わないときがけっこうあります。これは共通言語がないからだと思われます。
次に読書の役立て方についてです。読書は、読んでinputしたことを何らかの形でoutputすることで、効果が何倍にもなります。他方、読書(input)をしても役立て方がわからない(output出来ない)という人もけっこう多いと思います。役立て方の例としては具体的には以下があげられます。
- (知識の)取得
- 定着
- 貢献
- 類似性の発見
- 自然に出来る「人脈」
では、結局のところ、読書とは何でしょうか。丸山先生の答えは、「自分の設定するゴールへの道具」になるということです。
自分のゴールが明確な人は、読書をすればするほどゴールに近づくことが出来ると思います。ゴールが明確でない人は、「自分のゴールを見つける」というウラの目的を持って読書をすることで、自分のゴールをみつけやすくなると思います。
私も今後読書する際は、上記で記載した自身のウラの目的を意識したいと思います。